まごまごボート部㊵ 最終回

  • 2015.03.24 Tuesday
  • 00:52

スタート地点に並ぶ5艇のボート。気持ちを落ち着かせ集中する。そしていよいよその時、赤旗が上げられ、素早く振り下ろされた!!「GO!!」 レースがスタートした!!快調にスタートダッシュを決めた!今まで歌とダンスの世界で戦ってきた嵐。そんな彼らが今、ボートという違うフィールドでの戦いに身を投じている。 「合わせてーキャッチ!合わせてーキャッチ!」 ピッタリ息の合ったオールさばきで、順調にボートは走り始めた!


100m地点 25秒・・・「行こうー!合わせてーキャッチ!合わせてーキャッチ!」 コックス二宮の掛け声に、オールのリズムをピッタリ合わせグングン進んで行く5人のボート。
200m地点 51秒・・・得意のスタートダッシュに成功し、先頭争いを繰り広げる彼ら、まさに互角の戦いだ。会場に詰めかけたファンも懸命に声援を送る。
300m地点 1分18秒・・・「合わせてーキャッチ!合わせてーキャッチ!いい調子だー!!」 光さんも自転車で追いかけながら、彼ら5人に檄を飛ばす。


500m 2分03秒・・・「合わせてーキャッチ!合わせてーキャッチ!」 二宮の指示に合わせて懸命に漕ぐメンバーたち。前半500mは横一線で首位争いを繰り広げるまごまごボート部。しかし・・他チームが一気に追い込みをかけ始めた。そして次々と彼らを追い越していく・・。 「あらし!あらし!」 会場からは嵐コールが響き渡る!


絶対的な体力不足を気力でカバーする5人。 「足入り3本!スタート!さあ行こう!」 前との差はどんどん開いていく・・。


そして気づけば圧倒的な大差がついていた・・。だが5人は決してオールを漕ぐ手を止めなかった。光さん、日大の仲間、観客の声援を受け、さらに力を込めていく。 「足入り5本!さあ行こう!4・5!ラストスパート!さあ行こう!!」 「しゃー!!!」 大声で気合を入れる櫻井!! 


「ゆっくりーキャッチ!ゆっくりーキャッチ!みんなが応援してるぞー!さあ行こう!」 もうゴールは目の前! 「頑張れー!!頑張れー!!」「あらし!あらし!」 盛大な嵐コールも湧きあがる!! そして・・・


ゴール!! 「ゆっくりーキャッチ!ゆっくりーキャッチ!以上ー!お疲れ様!」 結果は最下位。しかし自己ベスト記録4分17秒をたたき出した。客席からは健闘をたたえる惜しみない拍手が送られた。力を出し切って肩で息するメンバーたち。一方、レース前に納得のいく漕ぎが出来ればと語っていた櫻井だが・・・ゴール直前でオールを水に取られ完全燃焼出来なかった・・・。チームも4分を切るという目標を成し遂げることが出来なかった・・・。


メンバーはみな、持てる力を出し尽くした。手足は震え体を支えることで精一杯。しかしゴールの瞬間まで、誰一人投げ出すものはいなかった。 「スタートはどうだっだ?」 「スタートは良かったよ!」 「あんまり離されて無かった?」 「うん。最初の250〜300あたりまで、1位だったよね。」 ひとり途方にくれる櫻井。自分が最後まで完璧に漕ぐことが出来れば、あるいは結果が違ったのでは・・。そういつまでも自分を責め続けていた。


しかし、このレースで自己記録を大幅に更新したことも事実。そんな彼らの労をねぎらおうとレースを終えた5人のもとへ光さんが駆け寄り、4分を切るという目標こそ達成出来なかったが、コーチとしてチームを見てきた中で最高の走りだったと5人を褒め称えた。そんな光さんの言葉に、メンバーの顔からもようやく笑みがこぼれた。


負けたとはいえ、己の力を全て出し切ったメンバーたち。彼らの姿に、レースを見ていた会場の人々も盛大な拍手を送った。

戸田中央総合病院RCの方のコメント
「たいしたもんですよね。だって(ボート始めて)まだ半年?(3か月。とスタッフ)いや〜3か月であそこまで漕げたらたいしたもんですよ。

埼玉県ボート協会理事長のコメント
「学生なんかは毎日のように練習していますので、それに比べたら練習量から推測すれば、格段に速い進歩ではないかと思います。ぜひ続けて、ボートの楽しさというものを分かってくれるとうれしいですね。」

そして、ボートから岸に上がったメンバーたちは・・「オールメンでいきましょう。艇持ち上げよう。」 「最後のオールメン?(笑)」 「1・2の3!」 「ひっくり返す?」 「このまま上げます。」 みんなで力を合わせて、共に戦ってきたボートを担ぎ上げた。慣れ親しんできたこの艇とも今日でお別れだ。
改めて光さんからの一言。「目標としていた4分は切れなかったけど・・みんなが楽しんだかどうかが問題で、恥ずかしくないレースをしてくれたので私は満足です。漕いでくれてありがとう・・・」 嵐5人の100日にわたる戦いは終わった・・・。最後に、ボートマンの命であるオールを片付ける。彼らはこの挑戦を通じて何を得たのか?


3か月間に及ぶ戦いを終え、5人は全てがはじまったあの場所へ・・・。「ちょうどここですよ。ここで僕は光さんに、3か月お世話になっていいですかって・・・」 3か月前の夏、光さんに出会いそしてボートに出会った。何も分からずとまどうばかりだった日々。ボートへの情熱が高まりゆくあまり、時には擦れ違い、ぶつかり合うこともあった6人。若い人と一緒にボートを漕ぎたいという光さんの夢。それはいつしか嵐5人の夢へと変わり、まごまご嵐ボート部はゆるぎない絆を得た。そしていよいよ、共に歩んできた光さんとの別れの時・・・。


光さん・・「まあ我々の共に経験してきた3か月というのは本当に有意義で、私にとっては非常に長い40年のボート歴の中で、たった3か月だげども、ほんとに有意義な3か月でした。」

〜レースが終わってのメンバーの感想〜

相葉 「もうねえ、ぜんぜん分かんなくなっちゃってレース中は、もう根性だけで漕いだ感じ。だから終わった後すごい気持ち良かったですよ。」

櫻井 「もう1回やりたいね俺は。はじめたその時に思ってたよりはイケた。だって乗れなかったんだよ。コケちゃって水にドボンしてたのがここまで出来たってのはイケた。ただ、結果はやっぱり悔しい。すごく悔しい。」

二宮 「やってる最中はすごく時間がスローモーションに流れて行ったし、すごく(滅多に)体感出来ない試合だったと思いますね。」

松本 「ボート自体の楽しさは、すごく感じたし5人だけで艇乗って動かすというのはすごくいい時間でしたね。」

大野 「嵐が、5人が一つになってゴールに向かう感じがすごく、感じられたからすごい試合やってて面白かった。」


そして最後に皆で円陣を組み掛け声をかけるキャプテン大野。
「3か月ありがとうございました!まごまごボート部!」 「以上ーーー!!」 

         

そして、最後に光さんからのメッセージ・・ 嵐 ありがとう!お前達の事は忘れない 

         



これにて長きに渡った「まごまごボート部レポ」も終了!お付き合いいただき、ありがとうございました!





まごまごボート部㊴

  • 2015.03.23 Monday
  • 10:43

レース間近、ジャージを脱ぎユニフォーム姿に・・・。まごまご嵐ボート部。この大会で嵐を巻き起こせるか?この日は、メンバーの首にお揃いのチョーカーが。(色はそれぞれメンバーカラー)


実はこれ、光さんの妻和子さんが前日にメンバーのために作ったお守り。和子さんもこの100日間メンバーを見守ってきた一人。夫を支え、メンバーと一緒に戦ってきたのだ。様々な人々の想いをのせて、嵐、いざ戦いに挑む!


「よし!光さんいってくるから!」 光さんとハグする相葉。 「頑張って!しっかりね!」 大野と堅い握手をする光さん。そしてさらに力強くバグする櫻井。


自分たちを誰よりも見守ってくれた光さんの激励を受け、いざ!レースへ!オリジナルのオールを手にボートに乗り込む。ついに迎えた戦いの時! 「よーし!頑張って!頼むぞ!」 「OK!」 「ありがとうございました!行って参ります!」 「行ってらっしゃい!」 「終わりじゃないよ、始まりだよ!」 「ハハハハ!」 ゆっくりとオールを押し、ボートを送り出す光さん。すると・・・


「まごまご嵐ー!ボート部をー!優勝を期してー!フレー!フレー!あーらーしー!そーれ!」「フレ!フレ!あらし!フレ!フレ!あらし!オー!!!」 日大ボート部の力強いエールに手を振る嵐。共に見送る和子さんも嬉しそう!

 

「じゃあ、オールメンで参りましょう!よーい、オン!いって来まーす!」 コックス二宮の合図でボートはゆっくり走り出した。多くの人々の期待を背に、嵐5人はスタート地点へ・・。まごまご嵐ボートの登場に会場のボルテージもさらに上がる。


今回彼らが挑戦するレースは5艇で争われる。大学生社会人を相手に、まごまごボート部は第5レーンに位置した。いったい、どんな戦いになるのか?幾多の大舞台を経験してる嵐でさえ、いままで味わったことの無い緊張感。ほんとに自分たちは大学生や社会人の一流ボートマンを相手に戦えるのだろうか?スタート直前、会場のボルテージは最高潮へ!3000人を越える観客の声援が会場にこだまする。

大野のつぶやき・・嵐の漕ぎが大会で一番出れば・・・光さんがそれを望んでる。
櫻井のつぶやき・・優勝したいけど、こだわり過ぎると焦っちゃうのがよくわかるから、自分が納得いく漕ぎっていうのがやっぱりあって、それが出来たらいいな。
果たして、櫻井の想いは実を結ぶのか・・・。

 
 
いよいよスタートの時!まごまごボート部の運命やいかに!

続きは㊵へ・・いよいよ最終回です!


まごまごボート部㊳

  • 2015.03.20 Friday
  • 19:21

〜AM11時(レース4時間前)〜 ウォーミングアップ
会場で熱戦が繰り広げられる中、今度は水上での調整を始めたメンバーたち。 「早いよ。」と二宮。緊張のためかいつもの調子が出ない。たまらず光さんが檄を飛ばす。 「フィニッシュを真っ直ぐ。真っ直ぐ引こう!腕をもう少し使おう。次第に良い漕ぎになってますから。」 最後までやれることはやる!光さんもこのレースに賭けていた。


嵐が出場するレースまであと3つ。徐々に近づいて来る本番の時。最終調整の動きを見て、二宮から松本と相葉へこんな言葉が・・。 「休む期間ってのは、漕ぎを合わす期間。(それで)脱却できた気がします」 「そこでどれだけ合うかだよね。」 「合ってるか合ってないかぐらいはね・・」 艇の司令塔コックス二宮が告げたのは、今日のレースプラン。
二宮のつぶやき・・・漕ぎ手の人が長く漕いでるなっていう印象を与えない様に、第1第2第3第4クォーターでやることひとつずつ付けていけば・・。
以前から考えてたプランと、今日のメンバーの動きを見て最終的な作戦ができあがっていた。


メンバーを集める二宮。 「今回の作戦を発表したいと思う。」 この作戦なら勝てる。チームの司令塔であるコックスが立てたプランとは・・。ズバリその作戦とは、自分たちの武器であるスタートダッシュを決めて、そのまま逃げ切ること。しかし、そのために必要なのは・・・「250(m)を4回漕いで欲しいんですよ。足かけ5本いきたい。」 「5・10・5ってこと?」 「うん。200(m)はいきたいの。それで。だから、5・10で5。20で200(m)いきたいの。そうすっとあと50だから、そこで足かけ3本始まって、これで1回目の250(m)終わり。」 作戦のポイントになる最初の250mでの戦い方を細かく説明していく二宮。そのプランを聞いた光さんも納得の表情。果たして、二宮の作戦は成功するのか?


ここで5人は愛用のボートをいたわり、この100日間の想いをこめ、チームステッカーを貼る。5人の魂がこもったボート。彼らはこのボートと共にレースを戦う。出場するレースまであと2つ。徐々に近づく運命の時・・。


ここで、ボート仲間として親交を深めていた日本大学の試合が行われた。大学最強を誇る彼らはその名に恥じない走りを見せ、見事優勝を決めた!!


〜PM1時30分(レース1時間30分前)〜 昼食
光さんの妻、和子さんから手作りの昼食の差し入れが!その気遣いに喜ぶメンバーたち。しかし、食事がほとんど喉を通らないほど緊張はピークに達していた。出場するレースまであと1つ!そして大会はいよいよ終盤へ・・。会場のボルテージも頂点に!


〜PM2時20分(レース40分前)〜 最終ミーティング
「今のところ最高記録は4分41だっけ?」 「それは破るよ。絶対大丈夫。4分を切った恥ずかしくないレースをやりたい。」 「はい!」 「みんなにあの、信頼しております。何も言うことはない!」 目標も決まり、いよいよ決戦の場へ・・・。


彼らを激励するため、日大のボート仲間も玄関で花道を作って待っていた。メンバーひとりずつハイタッチしながら花道をくぐっていく。最後は日大の盛大な嵐コール!!日大のエールと観客の声援を受け、船着き場まで軽くランニングしながら入念にウォーミングアップするメンバーたち。


とうとう、今までの練習の成果を全てぶつける瞬間が来た。がんばれ嵐!頑張れ!まごまごボート部チーム「Tempest」!!

続きは㊴へ・・・


 

まごまごボート部㊲

  • 2015.03.19 Thursday
  • 21:42
 
〜AM9時(レース6時間前)〜
メンバーたちはこの日、レース6時間前に会場に入り、心境をこう語っていた。ロケバスから仲良く降りてきた大野、二宮は・・ 「ここまでやって来たんでね。一つになれればいいですよ。」 「はい。そうですね。」 と顔を見合わす。


一方相葉は・・「昨日は眠れましたか?」とスタッフ。 「はい、寝過ぎました。すいません、ほんとに。」 そして櫻井は・・「あんまり寝れてない・・・大丈夫かなぁ。」 大会直前に、背中を痛めるというアクシデントに見舞われた櫻井だが、その状態は・・「いや〜わっかんない。動かしてみないと・・。」 そんな不安を抱える中、会場のプログラムでこの日戦う対戦相手をチェック。すると、そこには櫻井の母校でもある慶応大学の名が。 「慶応って何?大学生でしょ?絶対負けたくないでしょ!高校の時に俺、高校の文化祭でダンサーの人と踊るので、ガラス張りのとこのガラス使ってダンスの練習してたの。その横でエルゴやってたの。大学生のボート部の人たちが。高校生ぐらいの時、あれ何やってんだろな?って聞いたら、ボート部だよって話をされてて。だから大学の人たちがエルゴどれだけやってるか、俺結構見てたの その時期。そうとうやってると思うからね、速いんだろうと思うけど。」 改めて気を引き締める櫻井。


〜AM9時30分(レース5時間30分前)〜
 監督の光さんも会場入り。光さんもまた、この日のために闘ってきた。そしていよいよ大会がスタート!その頃、メンバーたちもレースの準備を始めていた。わずか3か月のボート経験で挑む真剣勝負のレース。極度の緊張からその表情は硬くこわばっていた。計り知れない不安と重圧がその背中にのしかかる。果たして自分たちは、恥ずかしくないレースをすることが出来るのだろうか?そんな重圧を振り払うかのように、体を動かすメンバーたち。


メンバーの控室に監督の光さんがやってきた。 「おはようございます!」 とメンバーたち。 「あなた達でも緊張する?」 と楽しそうに笑う光さん。そして緊張するメンバーに、こんな提案を・・「集中力を高めることを狙って午前中の練習はくつろいで、艇に慣れるということでいきましょう。集中していきたい。」「はい!」 「わかりました。」 「(レース前に)エルゴをやってから出たい。」 


嵐が出場する最終レースに向けて、刻一刻と大会プログラムが進んで行く中、まごまごボート部はここで最終の調整を始めることに。

〜AM10時(レース5時間前)〜
 エルゴメーターで調整。 「艇の上に乗っかると、腕の引きがそこまでいかなくなる。その腕の引きを最後まできちんと引くということを 今のレベルまで引くという事。」 と、最後のアドバイスをする光さん。 「ラスト10本!」 相葉、大野、松本、櫻井。漕ぎ手4人の今日のコンディションを厳しく見極めていく光さん。司令塔であるコックスの二宮もメンバーの動きを確認し、今日の作戦を練り上げていく。 「行きましょうか。」 「行きますか。」 と二宮に声を掛け、次はボートでの最後の練習に向かう光さんとメンバー。


エルゴメーターでのトレーニングも今日で最後。今までこれで、何度も何度も練習してきた。時にはこの単調な動きをただ繰り返すだけの練習に、疑問を抱くこともあった。しかし、大会当日になってエルゴ練習の意味が分かった。

櫻井・・「エルゴが本当に必要だっていうことを理解できました。」
相葉・・「ここでだいたい(リズムを)合わせていけたらいいなって思います。ここでやった事が出来ないと、やってる意味がない。」


一方大会は、大勢の観客が見守る中、着々とそのプログラムが進行していた。嵐が出場する最終レースに向けて・・・

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まごまごボート部㊱

  • 2015.03.18 Wednesday
  • 19:52

誰よりもチームに迷惑をかけたくないと思ってきた櫻井を襲ったあまりにも残酷な運命。しかし、そんな櫻井をフォローしようと、そしてチームが抱えた不安を解消しようと個人練習を開始したメンバーがいた。相葉と大野、さらにドラマで多忙を極めているはずの松本もやってきた。 「眠そうですね?」 とスタッフ。 「いやー1時間しか寝てない。」 「それは何でですか?」 「ドラマ。」 そう言いつつもエルゴを漕ぎ続ける松本。漕ぎ手である自分たちが櫻井の分もカバーする。こうも3人を突き動かすのは長年培ってきた絆。


大野のつぶやき・・「頑張りやさんだからね・・。でも心配は心配ですよね。あんまり無理はして欲しくないな。」

相葉のつぶやき・・「絶対大丈夫ですよ!何か すぐケロッとして帰ってくるんじゃない?」

松本のつぶやき・・「実際さぁ 今でも面と向かって言われることって、あんまり無かったりするから 俺達のグループって。なんか面と向かってぶつかり合ったりとか、なんか激しい口論になることも今までずっと無いし、このボートをやることにより他のメンバーがどう思っているか、すごく感じたり考えたりとかすることができるのかなって。」


ここでちょっと、今までの回想シーン

今から3か月前、日差しの強い季節に彼らはボートと出会った。知っていることは何一つない。見るものすべてが新鮮。何もかもが初めての体験だった。どしゃ降りの雨が降る中、練習するボートなど一隻も無い。そんな時も彼らは時間を惜しみ、漕ぎ続けた。


そして季節は夏から秋、そして冬へ・・。寒さに耐えながら、彼らは大会に向けて最後の追い込みをかけていた。はじめてボートに乗った時は、バランスを取ることさえ出来なかったことを思い出す。はじめての1000mアタックは、その距離の長さに疲労困憊してしまう。


強豪チームを迎えて臨んだはじめての練習試合では、圧倒的大差に落ち込むメンバー。はじめてのボート合宿では、レースの勝ち負けを左右するスタートダッシュの猛特訓。大会直前に行った最後の1000mタイムアタックでは、タイムが縮まず現実の厳しさを知る。それでも懸命に練習を重ね、いつしか互いのリズムが一つになっていった。


光さんそしてボートに出会い、この日のためにがむしゃらに漕ぎ続けてきた。その日々はまさに苦難との闘い。決して平坦な道のりではなかった。幾多の挫折、そしてコーチ光さんとの衝突、しかしぶつかり合ったからこそ堅い絆で結ばれた。歌とダンスのエキスパート嵐が、真剣にボートに挑んできた。一流のアイドルが今、一流ボートマンに挑む!この3か月の全ての想いをのせて・・・。 


そしてやってきた!まごまごボート部 決戦の日!! 

2005年12月5日(月)クリスマスチャレンジカップ(埼玉県ボート協会主催) 於 戸田漕艇場


レースの舞台となる戸田漕艇場には、この時期の大会としては異例の3000人もの観客が詰めかけた。この日行われるのは全部で15レース。彼らが出場するのは、最終の15レース目。わずか3ヵ月で挑む真剣勝負。出番が近づくにつれて緊張の色を隠せないメンバーたち。今回彼らが出場するのは5艇で争う1000mレース。大学生や社会人など、現役ボートマン達を相手に戦っていく。

そしていよいよ決戦の時、大きな不安を抱えたまま迎えた本番。まごまごボート部の運命は・・・。

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まごまごボート部㉟

  • 2015.02.19 Thursday
  • 07:42

〜11月30日(月) 大会まであと5日〜


 完全燃焼したい・・そんな想いが強すぎた故に櫻井に起きた最悪の事態・・。 「痛い?」 「腰?」 苦しそうにうずくまる櫻井。 「つつ・・背筋・・」 「無理せんほうがいい。」 明らかに動揺を隠せない光さん。 「大丈夫?」 「ピーンって(背中が)張ったままなんですよ。」 「とにかく船台まで行くよりしょうがない。」 


光さんがコックスに合図を送る。うなづく二宮。 「翔ちゃんちょっとバランス(とって)お願いします。相葉ちゃんバランスお願いします。 じゃあ、バウ・ペアいきましょう。用意、ロウ! ゆっくりでいいです。このままちょっと(船台に)戻りましょう。」 大会まではあと5日、最悪の結末が脳裏をかすめる。ボート部を襲ったまさかのアクシデント。この3か月で蓄積された疲労の影響なのか・・。


合宿以来スランプに陥ってた櫻井。スタートダッシュでどうしても遅れてしまう。チームの足を引っ張るわけにはいかない。そこで光さんに個人トレーニングを志願していた櫻井。 「手のマメが治って、腕の疲れがとれたらサッと漕げるやろうと俺、期待してる。」と櫻井を励ましていた光さん・・。
陸のスタッフに声をかける二宮。 「一回(船台に)つけるから。翔くんが背中やっちゃったから。」 足手まといになりたくない。そう思っていたはずなのに・・。他の誰よりも練習を重ねてきたがゆえに起きた最悪のアクシデント。皆に申し訳ない、ただうつむくことしか出来なかった。


ゆっくり船台に戻ってきたメンバーたち。 「翔さん、一回休憩します?」 「すいません・・」 「大丈夫 大丈夫。」 頭をよぎる最悪の結末。光さんも動揺を隠せない。 「このへん?」 櫻井の背中に手を当てる光さん。「寒かったかな・・。」 さらにボートを確認。 「道具がおかしいかどうか。ちょっと見せて。それで1時間休憩にしましょう。」 「すいません・・。」 応急処置のため合宿所に向かう櫻井。 「つったのかな?引っ張ったのかな?」 いったい何が起きたのか?突然の出来事に本人も状況を把握出来ない。同じく現地で練習していた立教新座高校のボート部顧問は・・「やっぱり(筋を)伸ばしてから乗らないとね。(実際の艇は)エルゴとはまたちょっと違うでしょ。」 


ボートを漕ぐ上で特に重要な背筋。最後の練習はドクターストップ。残りのメンバーは櫻井抜きで練習を再開。 「翔くんの代わりに光さんが入ってあとは変わらずに。」 応急処置を終えた櫻井は皆の練習を見守った。自分が乗ってるはずだったボート。頭をよぎるのは皆に申し訳ないという想いばかり。そんな櫻井の心中は・・。

櫻井のつぶやき・・・5人だけで艇乗って、俺らだけでこの艇動かしてるんだみたいな。そういう俺ら5人の力だけでボートやってく空気感がすごい強くあったから・・。

だが、その輪の中から外れた自分がいる。誰よりもチームに迷惑をかけたくないと思ってきた櫻井を襲ったあまりに残酷な運命。しかし・・


そんな櫻井をフォローしようと、そしてチームが抱えた不安を解消しようと個人練習を開始したメンバーたちがいた。

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まごまごボート部㉞

  • 2015.02.17 Tuesday
  • 00:27
 
11月27日(日) 大会まであと8日〜

昼休みに日大ボート部の合宿所を訪れたメンバーたち。食堂に集合した部員たちに、恒例の熱烈歓迎を受けました。こう見えても彼らはボート界のエリート集団!2002年〜2004年、全日本大学選手権 男子総合優勝 三連覇しているのです。「チャンピオン!」 「優勝!」と学生たち。 「マジで?」 そう、先日行われた学生選手権でも日大はみごと優勝を果たしたんです。優勝カップ賞状を見せてもらうメンバーたち。 「それすか?『全日本大学選手権大会』優勝!」 「やっはすごいんだな。」 「スゲーんだな。」 優勝カップと賞状を持ってボーズ! 「これ、テレビガイドとかに載せといてください。」 爆笑!カップと賞状を借りて、勝手に優勝気分♪ 


実はこの日、日大ボート部の皆はボートの大会を知らない嵐のために、大会のビデオを用意してくれていたんです。 「へー大会ってこういう雰囲気なんだ。」 初めて目の当たりにするボートの大会。間もなく自分たちもこの舞台に上がる。真剣な表情で画面を見つめるメンバーたち・・。男子フォア優勝の嬉しそうな表情!そしてエイト3位の悔しそうな表情・・。日本一を争う真剣勝負の舞台。ゴールした選手たちは動くことすら出来ない・・。全てを出し切るその姿に圧倒されるメンバーたち。


と、ここで櫻井にある疑問が・・・。このビデオに映ってるエイトの選手達に年齢を聞いてみる。 「この中で言うと?」 手を上げるメンバーの顔触れを見て、「20歳以下!?」 「20歳じゃない、19!」 「え?19?マジで!」 「俺もまだ19。」 「マジで?成長の過程を無視した体格!」 爆笑! 「何食ってんの?」 爆笑! 


「卵かけご飯。」 「え?」 大爆笑!! 「伝統の食事があるの?」 「(優勝できるなら)それ食わしてくださいよ。」 「早速ごちそうします。」と答える若い部員! 「うれしそう!」 爆笑!実は、日大ボート部伝統の卵かけご飯は、醤油ではなくそばつゆを使うんです。秘伝のメニューに興味津々のメンバーたち。ご飯に生卵3個を割り入れてたっぷりのそばつゆをかける。この味が日大ボート部の歴代の選手たちを生んできたんです。 


「100年の伝統ですよ。」とボート部員。 「『食って見ろ』と!」 「じゃあ食べよう!」 さあ、日大ボート部秘伝のお味は・・。 「あっうまい!」 「これ食えば食うだけ筋肉がつく?どれくらいつくの?」 腕のムキムキの筋肉を見せる部員。爆笑! 「これ食った証を見たいわけよ。これ食ったらどれだけ動けるか。」 すると、逆立ちして腕立てをして見せる部員!見よ!これが卵かけご飯パワー!!


〜翌日11月28日(月) 大会まであと7日〜 

櫻井は密かに光さんと個人練習に励んでいた。
櫻井のつぶやき・・・この間、相模湖の(合宿から)なんかわけ分からなくなっちゃって・・
実は合宿を境にスランプに陥ってた櫻井。スタートでどうしても遅れてしまう。大会までに調子を取り戻さねば・・忙しい仕事の合間を縫い光さんとのマンツーマンレッスンを志願した櫻井。「そうそうそう、いまの良かった今の。」櫻井を励ます光さん。「早めに光さんに教えてもらえば良かったな。」 嬉しそうな櫻井。だが、この頑張りが後に最悪の事態を招くことになるとは・・。


〜11月30日(水) 大会まであと5日〜

そして迎えた大会前の最後の練習。櫻井も調子を取り戻し、メンバーたちは最後の追い込みに入っていた。あとは大会に挑むだけ。光さんの目にも確かな自信がうかがえる。しかしその時、チームに最悪の出来事が!・・・
「痛っ!」 急な痛みを感じうずくまる櫻井!「以上ー!」 ボートを止める二宮。


「ちょっと翔ちゃんが・・」 「どうした?」 「どうしたの?」 「背筋らへんを・・」 苦しそうにうずくまる櫻井。心配するメンバーと光さん・・・。この3か月間、誰よりも練習を積んできた櫻井。エルゴメーターを漕ぎ続けるその姿は、アイドルの域を超え鬼気迫るものがあった。「ああ〜なんだこのスポーツは・・」 練習後息を切らしながら倒れ込む櫻井。

櫻井のつぶやき・・・努力してその成果をぶつけるっていうのは、この仕事(アイドル)してるとないから、日大の奴らみたいに勝った負けたで喜んだり悲しんだりしたいんですよ。達成感が欲しいんですよ。

完全燃焼したい・・・そんな想いが強すぎたがゆえに起きた最悪の事態。明らかに動揺を隠せない光さん・・。


果たして櫻井は乗り切ることが出来るのか・・・そして無事大会に出場出来るのか・・。

続きは㉟へ・・・

まごまごボート部㉝

  • 2015.02.11 Wednesday
  • 13:47

〜まごまご嵐ボート部〜今までの振り返り


いつもはアイドルとして華やかなステージで 歌やダンスを披露している嵐の5人。しかし、光さんの夢を実現するため、今はボートという全く別の世界で奮闘している。初めて体験したボートは、楽しいだけではなかった。その厳しさに真剣に向き合ったこの100日間で、5人は実に多くの障害にぶつかってきた。

自分は皆の足を引っ張っている・・・リズムが合わず、チームのため一度はボートを辞めようと思った相葉。
船の司令塔コックス二宮を信頼していたからこそ何も言葉をかけなかった光さん。そんな擦れ違いから一度は不安を抱えてしまった二宮。
上手くなりたいのになれない・・・自分自身への苛立ちから、思わず光さんと衝突してしまった松本。
バラバラのチームに、自分の力の無さを実感し悩んだキャプテン大野。


そんな数々のアクシデントや困難に直面しながらも、結束力と友情で一つ一つの試練を乗り越えてきたまごまご嵐ボート部。そして、ボートの大会に出るという大きな夢に向かい、少しずつチームとしての自信を高めていった。やがて、5人が出場する大会が決まる。それは・・「クリスマスチャレンジカップレガッタ」。それに先駆け、日本大学ボート部の学生との練習試合に挑むのだがあえなく惨敗・・・。今までの自信はことごとく打ち砕かれた。そこでキャプテン大野が提案したボート部立て直しの秘策、まごまごボート部は急遽、強化合宿を敢行することに。彼らが合宿を行ったのは神奈川県相模湖。ここでメンバーはレースの勝ち負けを特に左右するというスタートダッシュの猛特訓に励んだ。チームは確実に変わり始めていた。

櫻井のつぶやき・・・俺達も自然と口から出る言葉が『監督』っていう、ちょっと尊敬を込めた呼び方に変わってたし、光さんを含めたチーム、嵐5人のチームじゃなくて光さん含めたまごまご嵐ボート部っていうのが、すごいいいまとまりを見せてると思います。


〜11月30日(水)大会まであと5日〜

まごまご嵐ボート部が誕生して早3か月・・。気が付けばいつの間にか季節は冬に。懸命に練習を積み重ねてきたこの3か月、メンバーたちの表情にも確かな自信が見え始めていた。中でもキャプテン大野は・・・?上空を軽やかに飛ぶパラグライダーに向かって叫ぶ櫻井。「大野ー!大野ー!大野くん行っちゃった。」 自信を得たからこそメンバーたちに生まれた心の余裕。すると・・カメラの前に飛び出してくる大野!(爆笑!)それを指さして、「俺じゃない!」 とゼスチャー!(爆笑!)


そしてその日の練習中・・「これ乗っていい?」 とモーターボートに乗り込む大野。チームの実力を客観的に見てみたいと光さんの代わりにモーターボートに乗り、メンバーたちの状態を確認するキャプテン大野。ひとたび離れたところから見るチームの印象は・・・。「だんだん揃ってくるね後半になると。パワーアップしてるとは思う。」 「揃ってるな!」 キャプテンとして改めてチームの成長を実感したようだ。


一方、船の司令塔コックス二宮も準備万端!オールを持って漕がない分寒さに負けないようボートには防寒対策もしっかり出来ています。そして大会に向けコックスの命、ピッチメーターもセット完了!二宮に芽生えた司令塔としての誇り。専門用語もすっかり板についてきた。オールの代わりに声で戦うのがコックスの役目。漕ぎ手たちも二宮の声にオールで答えます。
二宮のつぶやき・・・負け試合をするつもりはないでしょ。負け試合とが嫌いだろうし、勝つ気でいると思うし、その気持ちを上手く自分たちの漕ぎにジョイント(連携)出来るように頑張る事かな、俺は。


〜11月27日(日)大会8日前の出来事に戻ります〜(番組の構成の関係で話が飛んですみません)

大会出場という目標に向け日々練習を重ねてきたこの3か月、そんなメンバーたちの姿に気が付けば周りの学生たちも・・「あとで遊びに来てください。」 「じゃあ、お昼時でもおじゃましますわ。ありがとう!」 特に交流が深い日大ボート部の皆とは、タレントしてではなくボートマンとしての友情が芽生えていました。そして今日は日大の学生たちから、メンバーに伝えたいことがあると言います。日大ボート部の合宿所を再び訪れてみると、食堂に部員が集まっていましたそして・・「目と目が合ったら通じ合い!ウオ!ウオ!ウオ!ウオ!」 と日本大学恒例の熱烈歓迎!!


彼らが嵐のメンバーにに伝えたいことはいったい・・

続きは㉞へ・・・





まごまごボート部㉜

  • 2015.02.10 Tuesday
  • 23:30

 大会直前の合宿で確かな進化を遂げたボート部だが、結局1000mのタイムを縮めることは出来なかった。意気消沈するメンバーに、監督の光さんからこんな言葉が・・・
「さあ、ごくろうさんでした。有意義な最後の仕上げが無事終わりまして、二宮くんが非常にあの、適切なコックスがおるもんだから、それなりのみんなの気持ちをまとめながら練習してるのが、まあ、見えてますけど。ちょっと櫻井くんが迷ってる。フェダリングの関係でキャッチのところ、フィニッシュのところ・・・」 この合宿で課題が残った櫻井だが、大会までにはきっと間に合うはず! 「レースに向かって100%自分達の力を出す。120%とは言わんけど、普通の80%くらいでは我慢せずに100%力を出してレースしたいなと思います。自分達の納得のいくレースをやろう。」 


「ポジションは?」 「ああ、そうねえ。相葉くん整調の大野くん3番、松本くん2番、櫻井くんがバウということでいきたいんですけども。」

まごまごボート部 “Tempest” ポジション発表!

コックス・・二宮 整調・・相葉 3番・・大野 2番・・松本 バウ・・櫻井

「お願いします!!」 ここでキャプテン大野の一言・・「ほんと、合宿来てくれてありがとうございました。」 
「いやこちらこそ。」 「ありがとうございました。」 「ほんとにあのー、面白かったですか?」 爆笑! 「ええ。」 「はい!」


「じゃあ最後に気合入れますか。」 「おお!」 「はい!」 円陣を組むメンバーと光さん。 「ええ。」 「ちゃんと入れてよ。」 「入れる入れる・・えーみんな合宿ち、来てくれて・・・」 「噛むなよー!!」 爆笑! ズッコケるメンバー! 「いいから。」 「いいからマジか。」 「ほらもう、(カメラマン)撮る気ないじゃん!」 もう1度仕切り直して、「みんな合宿来てくれてありがとう!」 「ウエーイ!」 「あとは大会を残すのみだ!」 「ウエーイ!」 「元気いっぱい引き締まっていくぞ!!」 「ウエーイ!!」 拍手!! 「お疲れー!」 光さんにお辞儀をするメンバーたち。 「じゃあ、皆オールメンで帰ろう!」 「ハイ!」 合宿を終えてリーダー大野は充実感を感じていた。


大野のつぶやき・・・合宿やってみて、すごいなんか、ボート以外でもリズムが良かったなって感じるんだよね。僕が軽く言うことにもちゃんとついてきてくれてると思ったから、少しまとめるというかその・・キャプテンとしていることが、なんか今日気持ち良かった。この合宿はすごく・・。まあコンサートとかはもうツアーでまわるけども、今回はより一緒にいた気がする。だからなんかね、嵐的にもすごく良かったのかなって、全部ひっくるめても。光さんも言ってたけどその嵐の漕ぎが大会で一番出ればもう、光さんやっぱそれを望んでるし。

相葉のつぶやき・・・さっき光さんも言ってたけどやっぱ、納得いく漕ぎが出来たらいいなって思いますね。・・うん・・。

櫻井のつぶやき・・・優勝したいけど、こだわり過ぎると焦っちゃうのはよく分かるから、光さんも良く言うし自分でも良くわかるんだけど、自分が納得いく漕ぎというのがやっぱあって、それができたらいいなってのが正直なとこかな。でみんなそれが出来れば、優勝も夢じゃないのかなと。


松本のつぶやき・・・自分たちのまごまご嵐ボート部のボートが出来ればいいなって言う風に、今日やってて改めて思いましたね。だから恥ずかしいタイムだろうと何だろうと、自分たちが一生懸命やって、自分たちが『良かったね』って言えればいいかなって思いますけど。

二宮のつぶやき・・・何位であろうが、何着であろうが、ゴールして『でも良かったね』って言えるときに、『1つになったんだな』って思えるんじゃないかな。

リーダー大野の発案で始まった今回の強化合宿。大会直前の大事な時期を共に過ごしたことで、みんなが結束を強めた。ここまでチームを引っ張ってきたエース櫻井が、一時スランプに陥ったものの、大会を目前に控え、チームは一つの目標に向かって急速に進化を遂げて行った。コックスが的確な分析力を得た。メンバーひとりひとりに、自主性が芽生えた。チーム全体に絶対的な信頼感が生まれた。コーチの光さんは彼らの成長を肌で感じ、全てをまかせた。2日間の厳しい練習を乗り越え、心身共に充実し大会に万全の態勢で臨むまごまご嵐ボート部。しかし、一人問題を抱えるメンバーが・・・
「今日、翔ちゃんがすごい悩んでたから・・」 「翔くん今日何かいろいろ、迷ってたけどね・・」

櫻井のつぶやき・・・ここにきてほんとに俺、振り出しに戻っちゃった感じがあって、手くびの返しがどうのっていうのをこの合宿初日の時に、光さんに調整してもらったら、漕ぎ方が分かんなくなっちゃって、ぜんぜん問題点だらけというか、極端な話ボート乗るのが怖いっていう相葉ちゃんの気持ちが、このタイミングでよく分かっちゃたというか。このまま大会出ると足引っ張ることになっちゃうし、俺が原因で負ける事になっちゃうし、なにより俺練習量だけは、誰にも負けないでやってきたつもりなのに、結果が残せないって悔しいから、微調整でもし済むんだったら微調整をやって、どうにかみんなに追いつけるようになりたいなと思っています。


実は合宿解散直後、不安を抱えた櫻井が光さんに指導を申し込んでいた。 「誰かといると俺、パニクっちゃって・・」 「ああそうか、それじゃあ俺とやろう。」 「あとでもう一回スケジュール見て。」 不安を隠せない櫻井・・
「マジでヤバいよ。ほんとにヤバい。てか俺は・・ちょっとわけ分かんなくなってきちゃった。」 櫻井は果たしてこの難局を克服できるのか・・・


しかし大会直前、メンバー最後の練習中に櫻井に突然のアクシデントが・・・。

続きは㉝へ・・・


まごまごボート部㉛

  • 2015.02.09 Monday
  • 23:57
 
昼食の弁当を食べながらの反省会で・・。「昨日の夕方ぐらいから櫻井くんが、フェダリングの関係で水を押す、たまにミスるようになってきて・・」 メンバーの中でも、人一倍練習熱心な櫻井。理解力にも長けている。しかしどうしても上手くゆかない。頭では分かっていても、体がついてこない。果たしてこの状況を打開できるのか・・。再び練習開始!櫻井がこのままだと他のメンバーにも影響が出でしまう可能性も・・。 「スタートの用意をしてください。アテンション、GO!」 互いのリズムを合わせて漕ぎ始めるメンバー。「以上ー!27。」 もう一度トライ。 「GO!」 ひたすら漕ぐメンバー。 「以上ー!」 「合わすのに時間かかるから、丁寧にどんどんやって。」 「スタートを準備をしてください。アテンション、GO!」 もう大会まで時間が無い。本番を見据え、今までにない集中力で練習を繰り返していくメンバーたち。


そんな中、次第にリズムが合ってきた。 「やっと合い出した!合い出したよ!そのリズムを大事に!」 光さんの声掛けに、「GO!」 再びトライ!「以上ー!」 「だいぶ良くなった。その調子もう一発やろう!」 再びトライ!「GO!」 櫻井の呼吸もようやくみんなと合い始めたようだ。 「今の良かったよ!なかなかいい感じ!ダッシュ5本なんか特にいい!よく水を押していた!」 光さんも確かな手ごたえを感じていた。


松本のつぶやき・・・スタートダッシュとかも全然やってなかったからさ、昨日みんなやってたけど、俺今日やってなかったから、みんなそこを重点的に少し細かくやってくれてすごくやりやすかったし。

徐々に進化するまごまごボート部。スタートダッシュも大会までにマスターできるはず。さあ、合宿の仕上げは1000mタイム計測目標は自己記録の4分41秒を更新すること。今回のポジションは、コックス二宮整調相葉3番大野2番松本バウ櫻井。はたして自己記録を越えられるのか? 


いよいよスタート。とその時、光さんはメンバーに作戦を言いかけて・・司令塔の二宮がこの日の練習前、1000mの作戦を考えていたことを光さんは知っていた。今は全てを彼らに任せるべき・・そう思い、光さんは言うのを辞めた。確かな意志を持つコックスをコーチも信頼していた。 「よし、じゃあスタートは脚から5本で行きます。脚に集中して下さい。」 「え?足掛け5本ってこと?」 「そう。脚とボディーだけで5本いきます。で、4本後は腕使います。」 「あ、はいはい。」 「それで、スタリキ(力)10本行きます。その後ピッチ28から25まで落とします。」「はい。」「そのスピードで行きます。よろしくお願いします。」 「頑張ります!」 「しゃあ!」 「スタートの準備して下さい!」

*スタ・・・スタート後の5漕ぎプラス、その後の「力走」と呼ばれる数漕ぎの総称

 

二宮のプランに大きくうなづいた光さんは、 「俺が『アテンション』の声かけるわ。アテンション、GO!」 勢いよくスタートを切った嵐のボート! 「ゆっくりいこう!さあいこう!」 苦戦していたスタートダッシュも練習の成果が! 「ゆっくりーキャッチ!ゆっくりーキャッチ!」 ぴったり合ったリズムでどんどん走り出す5人のボート。


「さあ(ペースを)下げていこう。さあいこう!」微笑みながら見つめる光さん。 「ゆっくりーキャッチ!ゆっくりーキャッチ!」 「相葉ちゃん早い」 「さあ腕だけになってきた。脚に集中しよう。足掛け5本さあいこう!」 「ラストスパート頑張れ!」「腕だけになってきた。足掛け3本いこう。さあいこう!」 コックス二宮の激が飛ぶ!

  
「その調子でラストスパート30!さあいこう!キャッチ!ゆっくりーキャッチ!ゆっくりーキャッチ!ゆっくりーキャッチ!合わせてーキャッチ!」ぐんぐん走るボート。メンバーのオールさばきはピッタリ合っている。声が少しかすれる二宮。苦しそうなメンバーの表情。 スト!キャッチ!ゆっくりーキャッチ!合わせてーキャッチ!」 そしてついにGOOL!!果たしてタイムは?記録更新なったのか? 


「いや〜」 「キチいな〜」 「最後スパートなかった?」 「いや〜手がぬけるぬける。」 「タイムは?」 注目のタイムは4分50秒「いま、4分50秒ですね。」 「あ、4分50ね。あの、ガッカリするな。」 今まで3回トライした中で、最低のタイム。大会を目前に控えて予想外の結果にショックの色を隠せないメンバー。スタートダッシュは上達したにも関わらず、思いのほかタイムが伸びない・・。

相葉のつぶやき・・・最後にタイム計った時に、感じとしてはものすごい速かったんですよ。漕いでる感じだと、まあ蓋開けてみたら5分でしょ?いやーきついなと思って・・。スピードに乗れてる感じもあったんですけどね、全然乗れてなかった。ピッチを調節しないといけないのが、やっぱり難しいですね。


「でもしっかり反応してたね皆ね。足掛けになったらちゃんと反応するし。」 「そうそうそう。」 「パワーあるんだなと思った。俺ビックリした。」 「最後もう1回行けたんだよ。もう1回スパート。30切ってから・・。」 「だから今、500の時に足掛けも入れて、750の時に足掛け3本いれてそのままスパートに持っててんだよ。」 「ああ〜それいいね。作戦的に。」

 

司令塔としての的確な分析。それを光さんに褒められ二宮思わずテレ笑い・・。「あの、楽しいボートをやったほうがいいから。これぐらいであがりましょう。」 「はい(笑)」 「ご苦労様でした!」 「ありがとうございました!」


松本のつぶやき・・・楽しくなりましたね。光さんの口からも『楽しくやろう』というのがよく出るようになったし、だからこっちも安心して漕げるところもあった。

こうして2日間の練習が全て終了!確かな成長を感じることが出来た合宿だった。しかし結局1000mのタイムは伸びないまま。肩を落とすメンバーだが、光さんは・・・「自分たちの納得のいくレースをやろう。」


このあとメンバーの心に変化が・・。

続きは㉜へ・・・。


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