「西の魔女が死んだ」〜優しいメッセージ

  • 2013.07.28 Sunday
  • 19:41
  
      


みなさんは、「西の魔女が死んだ」というお話をご存じでしょうか?原作 梨木香歩 2008年に映画化されています。おばあちゃんの役をサチ・パーカーさんが演じています。彼女は名女優シャーリー・マクレーンの娘。本当は母であるシャーリー・マクレーンにオファーが来たらしいのですが、自分のほうが日本語が得意と、50代であったにかかわらず老婆のメイクをしてオーディションに臨んだといいます。
24時間TVのドラマ「今日の日はさようなら」の話に出てくる“置手紙”・・。ネタバレになるので、私はあえて原作は読まないようにしているのですが。このフレーズに私は「西魔女」を思い出したのです。

           *「西魔女」をまだ読んでいない方、多少内容に触れます。

この物語の主人公は、学校に馴染めず不登校になってしまった少女、まい。夏の間、田舎の山荘でひとり暮らすイギリス人の祖母の家で過ごすことになります。まいの母親は日本とイギリスのハーフです。おばあちゃんはにわとりを育て、畑にハーブと野菜を植えて、自給自足の暮らしをしています。まいにとって、その生活何もかもが新鮮で、ハーブを自在に操るおばあちゃんをいつしか、魔女かもしれないと思うようになります。ある時、「おばあちゃんは魔女なの?」と思い切って聞いてみます。「そう。」と答えるおばあちゃん。実はおばあちゃんは魔女の家系なのだと。だから、もしかしたらまいにもその素質があるかも知れないと。その日から、まいは魔女の修行を始めます。とは言え、掃除や料理やお裁縫を習うことが中心でした。ある時、唯一ご近所に住むおじさんのことでおばあちゃんと口論になってしまいます。まいはどうしてもそのおじさんを好きになれなかったため、ひどいことを言ってしまいます。そしてとうとう、おばあちゃんはまいに手を上げてしまうのです。秋からの転校が決まり、仲直りできないままおばあちゃんのもとを離れるまい。車で去っていくまいを見送るおばあちゃんの姿がとても寂しげでした。そして月日が経ち、ある日突然おばあちゃんが亡くなったという知らせ・・。急いであの夏過ごしたおばあちゃんの家へ・・仲直りできないまま別れてしまったことを悔やみつづけてたまい。しかし、おばあちゃんはそっと、まいにだけに分かる場所にメッセージを残しておいてくれました。それは、“おばあちゃんは必ずそばにいる”と信じさせてくれるメッセージでした。

私はこの物語を読み、「死」は必ずしも終わりではないと感じました。たまたま原作を先に読んでから映画を見たのですが、その世界観を忠実に再現していたので、映画としては成功なのではと思いました。
今回のドラマもまた、「西魔女」のようなラストを迎えると想像してはいるのですが、原作は先に読まないでおきます。原作本も、帯の部分に多少手紙の内容に触れる部分があると聞き、まだ買っていません。
そういう訳でどうか、私にはネタバレしないようにお願いします。m(__)m

「西の魔女が死んだ」は、「死」を悲しいだけのものとせず、とても癒される映画です。興味のある方はぜひ!

*現在、リンクしている「ジャニーズ最新情報」で、「原作を先に読む?後で読む?」のアンケートをしているようです。皆さんのコメントがなかなか興味深いです。


コメント
こんばんは〜。
紹介されてた『西の魔女が死んだ』は、観たことがないのですが、実はレンタル屋さんに行くと何故か手に取って、パッケージの文章を読んだりしてました。
たまたまですが、目につくんですよね〜。何度となく手に取って読んでは棚に戻す、ということがありました。
内容がアニメのような感じがして、実写版(俳優さんが演じる)で観るのが、なんだかしっくりこない気がしてたかも。
今度、機会を見つけて観てみようと思います。
大野さんのドラマですが、私も作品を実際に観るまではあまりいろいろな事前情報に触れたくないです。
ただ、放送がだいぶ遅くなるし、24時間テレビ内で前後の流れがあるなかで観れる訳ではないので、単発ドラマのような見方になってしまうことが残念ではあります。
『今日の日はさようなら』を自分の目と心でしっかり鑑賞するまでは、あまりアンテナ伸ばさずにその時を待つことにします〜。
まぁ、本音ではリアルタイムで24時間テレビ観れたらいいのに〜!!と思っている訳ですが、沖縄では民放3局(TBS系、フジ系、テレ朝系)がそれぞれ平日の昼間や深夜に日本テレビの番組を数ヶ月遅れて放送してます。
なるべく早く大野さんの演技を観ることが出来るよう、願ってやみません。
  • 海風
  • 2013/07/28 10:01 PM
海風さんへ

沖縄はリアルタイムで見れないのですね。地方の壁ですね・・。
情報だけは確実に入ってくるから、なかなか辛いものがありますね。

「西魔女」は原作にすごく忠実で、しかも映像になったことで美しい風景を見ることができました。
サチ・パーカーさんは本当のおばあちゃんに見えたし、まい役の子も素朴でかわいいです。
アニメに例えるなら「おもひでぽろぽろ」的な、高畑勲さんの世界かな・・(違うかな)。
静かにティータイムを過ごしているような、癒しの映画です。
好きなDVDを見ながら24時間TVの放送を待つというのも、ある意味素敵な過ごし方かもしれないですね。
真智子さん、はじめまして♪

二が月前に偶然辿り着き、柔らかで流れるような文体に惹かれて、いつしか頻繁にお訪ねするようになりました。
サトシックに罹って気づけば6年目。振り幅の狭い情熱と冷静を繰り返しつつ、益々深みにはまってます。

思いがけず、『西魔女』の表題に嬉しくなって。初コメントです。

映画は見てないのですが、10年前位でしょうか、ふと立ち寄った書店で文庫本の原作に出会い、一気に読み終え、切なさとともになんとも温かな気持ちに包まれたことを覚えています。私に孫ができたら、あんな風に孫に寄り添えるおばあちゃんでいたいなと思ったものです。
時々、無性に読み返したくなる本の一冊です。
お勧めの映画も、是非、観てみようと思います。

「今日の日はさようなら」の短い映像と智くんのナレーションの声色に、既に、かなり心を揺さぶられていて...先が思いやられますねf^_^;
出来るだけまっさらなまま、ドラマに向かい会いたくて、原作本はまだ手にしていませんが、やっぱり帯付き、今のうちに買っておこうかな(笑)
  • 星砂
  • 2013/07/29 12:34 AM
星砂さんへ

はじめまして!素敵なHNですね。初めてサンゴ礁の海を見た、西表島を思い出します。
サトシック6年目ということは、大先輩!どうぞよろしくお願いします。

「ゴコイチ」な嵐さん大好きな私ですが、智くんの吸引力はスゴイです。
特に、このところ見せてくれるアートの才能とドラマに入り込んでいる彼の姿。
なんか、心を持ってかれてしまってダメですね・・。

私は「西魔女」のおばあちゃんみたいな暮らしに、すごく憧れています。
また、自分もその時が来たら何かメッセージを残したいと思いました。

原作本は帯付きで手に入れたいです。そう!いいことを思いつきました。
本屋さんでカバーをつけてもらおう。やっぱり早めに買っておきます。(^_^;)
真知子さん おはようございます。

西の魔女が死んだ ・・・懐かしいです。多分テレビで観たのかレンタルビデオで観たのか それさえ曖昧になってしまっていますが あそこに流れていた空気は今でも覚えています。素敵な映画でした。

原作本・・・発表後すぐに予約・・・今手元にありますが…まだ袋に入ったままになっています。
ドラマを観るまでは読む事はないと想うのですが 観た後も多分読めない日が続くんだろうなっていう気がしています。じゃ何で買ったんだって…て言うお話ですよね(笑)

西の魔女 また観たくなってきました。
  • いっちゃん
  • 2013/07/29 7:36 AM
いっちゃんさんへ

おはようございます。
サトラジのあとのコーヒーブレイク、そしてみなさんからのコメントにお返事。
幸せなひと時です・・。「西魔女」の世界にもそんなゆったりとした空気が流れていますね。

私も「鍵部屋」の原作がまだ読み終わっていません(^_^;)
少しづつ部屋を片付けてはいるのですが、嵐関連であふれていて、
それをどう整理しようか迷ってるうちに、日が暮れます。
子どもの頃から、宿題ギリギリになる子だったので、先が思いやられます。(^_^;)

ありがたいことに涼しい1日になりそうですね。頑張りま〜す。
真智子さん、今晩は♪
『西魔女』、映画館で観てすごく感動したことを思い出します。一つ一つのシーンがとても素敵でサチ -パーカーさん、ピッタリでしたね!

『今日さよ』は、文庫本買って日曜日に全部読んでしまいました!!本屋さんで手に取り中をパラパラ…どんな形式で書き綴られているか気になり、結果一気読みに至りました。
もう10年以上前ですが、身内が抗がん剤治療をしていた事があり、そんな事も関係したかもしれないです。

原作にあるご家族やご本人の想いが、2時間ドラマという枠の中でどのように描かれているか、脚本も楽しみです。
キャスティングも素晴らしいですよね♪
智くんと岸本さん、本当に親子みたい~!!
  • くぼっち
  • 2013/07/29 11:38 PM
くぼっちさんへ

おはようございます(^_^)
「西魔女」は、すごく憧れる世界です。私も庭にハーブを植えたりしてるのですが、
ラベンダーが満開の時は、心なしか蚊がいなくなる気がして不思議です。

原作読んだのですね!子どもたちとも「読む?読まない?」の話になって、
2人とも「読む派」でした。推理物でさえそうだというのです。
理由は「先にいろいろ知ってると、犯人の行動とか分かりやすくて面白い。」らしいのです。
私は原作を読んでしまうといろいろ気になってしまう人。逆に読まなければ、
ドラマの流れを自分で想像できるし、ドンデン返しなんかあろうものなら、
むちゃくちゃテンション上がります。潤くんみたいにヒリヒリ感が欲しいのかも。

ほんとに十人十色で面白いですね!
真智子さん、こんにちは!
西の魔女が死んだ、文庫本持ってます♪
おばあちゃん素敵ですよね!
梨木さんの書かれる本はどれも穏やかな感じがして大好きです。西魔女も好きですが、家守綺譚も大好き。未読なら是非。

原作は先に読んだり読まなかったりです。推理物は結構、先に読んでしまいます(^_^;) 理由は娘さん達と同じかな?あと、後で読むとイメージが映像で作られてしまうため、自分のイメージでも読みたいからですかね。
でも、反対に映像があったから読めるモノもあります。謎ディは途中で原作を脱落しているので、再度、櫻井氏で挑戦しようかと(笑)

暑い日が続きますのでお身体ご自愛下さいませ!
  • たこ
  • 2013/07/30 1:44 PM
たこさんへ

こんにちは〜。今日は1日障子張りを頑張っていました(^_^;)
「西魔女」のおばあちゃんは涼しい顔で家事をこなしているけれど、やっぱり大変ですよね。
「家守奇譚」はまだ読んでいないので、いずれ読んでみようと思います。

原作とドラマは世界観が微妙に違うので、どちらが先かは時と場合によるのでしょうね。
「今日の日・・」の原作は、2日目にドキュメンタリーがあることを期待して、
それを見た上で読んでみようと思います。

週末、また暑くなるようですね。8月はいろいろイベントがあるので、
お互い体調を整えて楽しみましょう!


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