ミュシャ展と草間彌生「わが永遠の魂」展 

  • 2017.04.04 Tuesday
  • 16:01

 

サトラジが聞けなくなった朝・・テンションが上がらない朝・・こんな日は「そうだ!美術展に行こう!」ということで、草間彌生さんとミュシャという2つの展覧会を観に行くことにしました。開催場所はどちらも六本木の国立新美術館。(私は前もってセット前売り券を買っていました。)午前中にミュシャ展、午後に草間彌生展という贅沢な1日。

 

 

 

美術館前の木々はすでに彌生ちゃんワールドになっていました。開花をはじめた桜とのコラボが素敵でした。

さて、まずは「ミュシャ展」へと向かいました。ミュシャの絵と言えばやはりこちらのイメージだと思うのですが・・

 

 

今回は私が知らなかったミュシャの世界に衝撃を受けました。それは20点もの巨大な作品「スラヴ叙事詩」。

 

 

私はこの展覧会に行く前に、NHKドキュメンタリー「華麗なるミュシャ 祖国への旅路 パリ・プラハ 二都物語」を見ていたので、すごく楽しみにしていました。

* この番組の再放送は4月13日(木)午前0:10〜(12日深夜)NHK総合 これからミュシャ展行く方にはおすすめです!

 

スラヴ叙事詩」という作品群は、フランスでアール・ヌーヴォーの画家として一世風靡の人気を博していたミュシャが、晩年故郷チェコに帰り、その制作に16年の歳月を捧げた作品群です。それはミュシャ自身のルーツであるスラヴ民族の苦難と栄光と歴史が語られたものなのですが、まるで映画の一場面を切り取ったような構成で絵の中に吸い込まれるような不思議な感覚をおぼえました。

 

 

今回は音声ガイドによる解説にかなり助けられました。予備知識なしで自分の感覚で絵画を感じたいと思う時もありますが、チェコの歴史を全く知らない私にとっては、解説のおかげでより深い感動を得ることができました。また、作品の1部は写真に撮ることが許されていました。

 

作品「イヴァンチツェの兄弟団学校」の一部

 

老人の傍で本を読んでいる青年は若き日のミュシャ(チェコ語の発音ではムハ。かなりなイケメンです。)このように「スラヴ叙事詩」は、絵の中からこちらを鋭く見据えて何かを訴える一般の人々(農民や町民)が多く登場します。悲惨な戦争の場面も登場するのですが、屍は描いても血は描かず、戦いの空しさや悲しみや怒りをこちらを見据える人々の表情で表していました。

 

作品「ロシアの奴隷制廃止」の一部

 

ミュシャはこのようにリアルな絵を描くために、一般の人々に衣装を着せてモデルとして描いたそうです。

 

作品「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い」の一部

 

「スラヴ叙事詩」後半の作品、スラヴ菩提樹の下で平和を誓う人々。この作品は未完成に終わっていますが、あたたかな愛と光を感じる作品でした。その理由はモデルにもあるようです。左端で竪琴を奏でる少女はミュシャの娘、右端で老人の傍にたたずむ少年は息子です。

 

作品「スラヴ民族の賛歌」の一部

 

この作品は物語のフィナーレ。舞台で言えば大団円といった感じのものです。20の物語を追いかけてここにたどり着くと、悲しく苦しい歴史を全てのみ込んで来たからこその平和への誓い。天を仰ぎ喜びに満ちた人々の背中ごしに、自分もまたその輪の中にいるような不思議な感覚になりました。この作品こそ、ミュシャが描きたかった「平和への想い」と感じました。チェコの歴史は今なお地球のどこかで起きていることにも通じます。ミュシャが描いた世界はその後第二次世界大戦へとなだれ込んでいくのですが、西暦2000年を越えた今だからこそ、この大団円が永遠に続くように努力しなくていけないと感じました。

 

最後にオマケです!

 

ミュシャ展公式Twitterが面白いです。

 

次回は草間彌生展のことを話します。続きは△悄Α

 

 

 

 

 

 

 

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